STORY
遊びを通じて子どもとの絆を結び、成長に寄り添える存在となる
2022.04.21
目黒区にある平町児童館では、4年ほど前からJUMP-JAMを導入しています。職員の古郡(ふるごおり)理恵さんは、JUMP-JAMのプログラムは、年齢に関係なく「仲間」になることができる。そして、内気な子が人前で堂々と司会ができるようになるなど、子どもたちの力を引き出す可能性も感じているといいます。子どもたちの変化について古郡さんに教えていただきました。
古郡さんが勤務する平町児童館は4年前に新設され、そのタイミングでJUMP-JAMのプログラムを導入しました。古郡さんは館長からJUMP-JAMの研修を勧められて参加。集まったのは他の地域の児童館から参加した初めて会う職員ばかりでしたが、一緒にプログラムを体験する中で「公園や校庭で遊んでいるうちに、名前の知らない友だちができていたあの感じ!子どもの頃の遊びってこんな感じだった!」という感覚を思い出したと言います。古郡さんは、「懐かしい感情を思い出させてくれました。ルールブックに従うのではなく、ゲームをアレンジしていける柔軟性もその楽しさにつながっていると感じます」と魅力を語ります。
◆遊びを通じて子どもの一番近くにいる大人となる
古郡さんが勤務する平町児童館は4年前に新設され、そのタイミングでJUMP-JAMのプログラムを導入しました。古郡さんは館長からJUMP-JAMの研修を勧められて参加。集まったのは他の地域の児童館から参加した初めて会う職員ばかりでしたが、一緒にプログラムを体験する中で「公園や校庭で遊んでいるうちに、名前の知らない友だちができていたあの感じ!子どもの頃の遊びってこんな感じだった!」という感覚を思い出したと言います。古郡さんは、「懐かしい感情を思い出させてくれました。ルールブックに従うのではなく、ゲームをアレンジしていける柔軟性もその楽しさにつながっていると感じます」と魅力を語ります。
また、子どもと大人の垣根がないことも一つのポイントだと語ります。
「JUMP-JAMのゲームで遊んでいる時は、年齢・性別は関係ありませんでした。大人も子どもも気付いたら仲間になる。そんな体験を、大人になってから経験できるとは思いませんでした」
JUMP-JAMでは、先生でも保護者でもなく、友だちのような「子どもにとって一番近くにいる大人」でいられると言います。それは子どもからの呼び方にも表れており、「私は苗字ではなく下の名前をとって『リエピ』とあだ名で呼ばれているんです」と古郡さんは目を細めます。
JUMP-JAMのプログラムでは、子どもたちが大きく変容していくと言います。古郡さんは、このプログラムを体験できる、都内の各児童館を利用する子どもたち向けのイベントで、それを実感しました。
「人前で話すことが苦手な子どもたちも、平町児童館でのJUMP-JAMに参加していたんです。小学校高学年だったため子どもたちが主体的に企画や運営に携わる“キッズリーダー”として活躍してもらうべく、職員でサポートし、JUMP-JAMの運営を行ってもらっていました。人前に立つと緊張して固まってしまったり、ゲームがなかなか進行しなかったりと、始めから上手くいくことばかりではありませんでした。
それでも子どもたちの声に耳を傾け意見をきちんと聞き、辛抱強く寄り添い続けました。子どもたちが1年間のプログラムの実施を通じて、司会進行のスキルや遊びのアレンジ方法が上達していきました。そして、他の児童館の子どもたちも多く集まったイベントで司会進行役として大舞台に立ち、見事に大役を務めたのです」
「JUMP-JAMのゲームで遊んでいる時は、年齢・性別は関係ありませんでした。大人も子どもも気付いたら仲間になる。そんな体験を、大人になってから経験できるとは思いませんでした」
JUMP-JAMでは、先生でも保護者でもなく、友だちのような「子どもにとって一番近くにいる大人」でいられると言います。それは子どもからの呼び方にも表れており、「私は苗字ではなく下の名前をとって『リエピ』とあだ名で呼ばれているんです」と古郡さんは目を細めます。
◆「待つ」ことを大切にすることで子どもたちは自ら変わる
JUMP-JAMのプログラムでは、子どもたちが大きく変容していくと言います。古郡さんは、このプログラムを体験できる、都内の各児童館を利用する子どもたち向けのイベントで、それを実感しました。
「人前で話すことが苦手な子どもたちも、平町児童館でのJUMP-JAMに参加していたんです。小学校高学年だったため子どもたちが主体的に企画や運営に携わる“キッズリーダー”として活躍してもらうべく、職員でサポートし、JUMP-JAMの運営を行ってもらっていました。人前に立つと緊張して固まってしまったり、ゲームがなかなか進行しなかったりと、始めから上手くいくことばかりではありませんでした。
それでも子どもたちの声に耳を傾け意見をきちんと聞き、辛抱強く寄り添い続けました。子どもたちが1年間のプログラムの実施を通じて、司会進行のスキルや遊びのアレンジ方法が上達していきました。そして、他の児童館の子どもたちも多く集まったイベントで司会進行役として大舞台に立ち、見事に大役を務めたのです」
たくさんの子どもたちがいる中で一人の子どもに大人が伴走し続けることは簡単なことではありませんでした。しかし、「効率性よりも待つこと、その子のペースにあわせることが大切だと考えています」と子どもと寄り添い続ける重要性を古郡さんは語ります。児童館には、運動が得意な子どもだけでなく、年齢が小さな子どもや非アクティブ層の子どもなども足を運びます。
児童館が、そうした多様な子どもたちひとりひとりの活躍ができる居場所であることを「より多くの人に知ってもらいたい」と古郡さんは思いを語りました。
古郡さんは、このプログラムに広がりを感じていると語ります。以前児童館のイベントに学校の先生が参加し、その後学校でのJUMP-JAM実施が決定したこともあったと言います。コロナ禍でありながらも、中学校の学年集会でJUMP-JAMが実施されたことが古郡さんの励みになりました。
児童館が、そうした多様な子どもたちひとりひとりの活躍ができる居場所であることを「より多くの人に知ってもらいたい」と古郡さんは思いを語りました。
◆児童館だけでなく、近隣の小中学校にも広がりを
古郡さんは、このプログラムに広がりを感じていると語ります。以前児童館のイベントに学校の先生が参加し、その後学校でのJUMP-JAM実施が決定したこともあったと言います。コロナ禍でありながらも、中学校の学年集会でJUMP-JAMが実施されたことが古郡さんの励みになりました。
さらに、毎月1回近隣の小学校にて「出張JUMP-JAM」を行い、名前を知らない子どもたちと、楽しい時間を過ごして仲間になっていくことも貴重な経験だと言います。
「JUMP-JAMで楽しんだ後は、『また遊ぼうね!』と明るく手を振られる。これは、何物にも代えがたい喜びです。
JUMP-JAMは、子どもたちがのびのびと楽しめるとても重要なプログラムだと考えています。だからこそ特別な遊びではなく日常遊びの延長として、子どもたちに体験してみて欲しいと思っています」
JUMP-JAMは、「子どもだけでなく、保護者ともつながれる可能性のプログラムである」と感じていると古郡さんは言います。これからも古郡さんは、アレンジ次第でどこでも誰でも楽しめるJUMP-JAMの魅力を広げながら、子どもたちと寄り添い続けたいと考えているようです。
==目黒区平町児童館で人気のゲーム==
・ひっこし
・王様陣取り
・リバーシ
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「JUMP-JAMで楽しんだ後は、『また遊ぼうね!』と明るく手を振られる。これは、何物にも代えがたい喜びです。
JUMP-JAMは、子どもたちがのびのびと楽しめるとても重要なプログラムだと考えています。だからこそ特別な遊びではなく日常遊びの延長として、子どもたちに体験してみて欲しいと思っています」
JUMP-JAMは、「子どもだけでなく、保護者ともつながれる可能性のプログラムである」と感じていると古郡さんは言います。これからも古郡さんは、アレンジ次第でどこでも誰でも楽しめるJUMP-JAMの魅力を広げながら、子どもたちと寄り添い続けたいと考えているようです。
==目黒区平町児童館で人気のゲーム==
・ひっこし
・王様陣取り
・リバーシ
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