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JUMP-JAMに参加した子どもたちの変化を紹介

2021.10.26

JUMP-JAMは、2017年12月に都内10館の児童館でスタートしました。5年間で徐々に実施児童館が増え、現在は都内に約590ある児童館のうち116館で実施されています(※)。JUMP-JAMに参加した子どもたちの変化について、児童館職員の目線からご紹介します。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、JUMP-JAMの実施を延期あるいは中止している児童館もあります。実施状況は各児童館へお問い合わせください。



「遊びの種類がおにごっこやケイドロ等に限られていたのが、JUMP-JAMを通して子どもたちからあれやりたい、これやりたいとよく声が上がるようになりました。普段の日常遊びとはちがい異学年交流ができるので、作戦タイムも自己主張だけでなく、話を聞いたりするちがう一面も見られました」
(中央区 児童館職員)

「以前からゲームを説明できる子どもは自主的に新規参加者へルール説明をして、職員のサポートがなくても円滑にゲームを始められるようになっています」
(台東区 児童館職員)

「勝ち負けにこだわらない遊びにすることで、応援の声掛けがいつもより明るくプラスの意味の言葉になっていました。また、子ども主体で遊びが進んでいたためその遊びが得意な子を自然とリーダーとし、職員が介入せずとも楽しく遊べていました」
(目黒区 児童館職員)



「小学1年生が少しずつJUMP-JAMに慣れてきており、どうすればうまくいくか、コツは何かを自分で考えながらゲームを行える子が増えてきました。それ以外の子も他の子の意見を聞いて、工夫できるようになってきています」
(調布市 児童館職員)


「小学2年生が、1年生が困っていると『こうやるんだよ』とフォローしている姿が見られました。周りをみてどう行動するか考えられるようになり、変化が見られました。高学年のキッズリーダーは、今や頼りになるリーダーになっています。率先して行動してくれることに磨きがかかってます」
(国立市 児童館職員)


「ゲームのルールなどについて話し合う場を設けると、高学年が低学年をリードして上手くまとめている姿が見られました」
(狛江市 児童館職員)



JUMP-JAMを通じ、保護者の方からも子どもたちの変化の様子をご報告いただいています。


「家庭での会話で、子どもから体育室での遊びの内容や感想を聞く機会が増えている、という保護者の方からの言葉を聞くことが多くなっています」
(墨田区 児童館職員)


「お子さんをお迎えに来た保護者の方にJUMP-JAMに参加していた様子を伝えると、『児童館に来て、ずっと座って遊んでいるのかと思ってた!』と運動遊びに参加することを意外に感じていた様子でした」
(荒川区 児童館職員)


「『娘が子どもスタッフをやっている姿を見に来ました。普段、引っ込み思案で人前で話したりするところを見たことがないのですが、みんなの前でルールを説明したり、いきいきとした娘の表情が見れてとても嬉しいです』とのお声をいただきました」
(渋谷区 児童館職員)


新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部の児童館・児童センター等ではボールのような道具を使っての遊びや、接触をともなう運動遊びを制限しています。そのような状況の中でも、どのように子どもたちと一緒に楽しく身体を動かすことができるか、各児童館で工夫が凝らされています。今後もこのような取り組みをご紹介していきます。

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